ポンちゃんの「本好きのささやかな愉しみ」

日々のささやかな愉しみの備忘録です。

本の紹介

京都の古書店「アスタルテ書房」の思い出

金子國義画伯とは、一度お会いしたことがある。 京都新聞|私の好きな、ときどき嫌いな京・近江 - 画家 金子國義さん 20歳の頃、京都の三条御幸町辺りのマンションの一室にある古書店「アスタルテ書房」で古書をあさっていたある日のこと。「アスタルテ書房…

大好きなブログ ~「うちこのヨガ日記」 ~

最近、ヨーガをはじめました。 いいですね。ヨーガ。 呼吸法やアーサナをすることで、気持ちが落ち着きます。 ヨーガは、今までもはじめては挫折し、またはじめては挫折し・・・の繰り返しでした。永遠の初心者です。 「趣味は三日坊主」というほど飽きっぽ…

旅館「洋々閣」 ~ 温故知新の美学 ~

世界的な椅子のコレクター・永井敬二氏は、九州・唐津の老舗旅館「洋々閣」女将・大河内はるみさんの従兄妹です。 唐津はかつて大陸との交易の拠点だった場所。太閤秀吉が遠く朝鮮半島を睨んだ肥前名護屋城も、唐津に所在します。 往時、朝鮮半島から連れて…

「自己受容」と心理学 ~ 自分を許せば、他人も許せるようになる ~

前回のブログで「自己受容」について書きましたが、引き続き「自己受容」について、今回は切り口を変えて書いてみます。 カウンセリング心理学の第一人者として知られる國分康孝先生の名著『カウンセリングの技法』(誠信書房、1979) 久しぶりに読んだけど…

ドラッカーへのラブレター(その2) ~ 全体は部分の和にあらず ~

ドラッカーは「日本人は、物事の本質は因果ではなく、形態としてとらえる能力を持っている」ことに気づくことになるのです。 (上田惇生『100分de名著 ドラッカー『マネジメント』』NHK出版、2011) 「ドラッカーへのラブレター(その1) ~ ラブストーリー…

ドラッカーへのラブレター(その1) ~ ラブストーリーは突然に ~

僕のドラッカーへの愛は、突然に、予期せず、簡単に始まった ー 恋に落ちるとはそういうものだ・・・ 書いてすぐ種あかしをするほど無粋なものはありませんが、上記の言葉は、ピーター・F・ドラッカー「日本美術へのラブレター」(1991、松尾知子訳、『ドラ…

魂が追い付くのを待つ

まずは、ミヒャエル・エンデの小品を下記で紹介しよう。 もう何年も前の話だが、遺跡発掘のために中米の内陸へ探検行した学術チームの報告を読んだことがある。携行する荷物の運搬のため、幾人かのインディオを強力として雇った。この探検にはこまかな日程表…

まずは、ごあいさつから ~ 多田富雄の「寛容」について ~

はじめまして。ポンちゃん(ニックネーム)です。 いままで他ブログをしていましたが、これからは本ブログを主たる媒体とします。 まずは、自己紹介をします。 ポンちゃんは、製造業勤務のサラリーマンです。 中年男子です(笑) 本業とも通じるライフワーク…